関連項目
ソサエティ

ルヴェン・アルハーディ
Luven Alhadi
ARS紅海連合軍の諜報員。身長177cm、体重70kg、25歳(23歳?)、男性。グレイブナーらと行動し、ソサエティに関する情報を軍に提出。これによりソサエティの全貌が世に広く知られた?

ガレオン
ゾハル同盟の移動司令部。キャタピラで走行するする超大型戦車。

荷電粒子砲
核反応などで発生した電子を荷電・加速して射出する破壊兵器。荷電粒子の物理エネルギーによって目標を破壊する。外見に変化が見られずとも、物質の構造自体が破壊されている場合もある。カサラダムの破壊にはこの兵器の使用が予定されていた。

夕日の丘
主戦場であったナフド砂漠北の丘陵地帯。ゾハル同盟軍所属の兵士カミーラが、紛争で夫と子を失ったことで敵軍のARS軍を恨み、敵機ヴァンツァーを砂漠に鉄柱を立て、そこへヴァンツァーを突き刺し、異様な光景となっている。

地名・施設
アルハリ(Alhari)、ナフド砂漠(Nafd)、東アルハリ砂漠(East Alhari)、西アルハリ砂漠(West Alhari)、ダハーナ砂漠(Daherna)、ウムタール山(Umtal)、ナヴァル要塞(Naval)、ハウラー山(Hawler)
 
首都アルハリは標高1592mの高原にあり、年間気温は18.8度と温暖。雨期はなく、ARS軍陣営はすべての水をカサラダムでまかなっている。北緯20度付近に位置しつつも、変化に富んだ気候をみることができる。標高の低い沿岸地域では高温多湿の熱帯気候が広がっている。

総人口3200万人(2064年)。58%がアラブ人で、アメリカ系、インド・パキスタン系・ヨーロッパ系などの外来住民が多い。通貨単位はアルハリ・シリング(Ash.)。公用語はスワヒリ語?

国会は一院制による大統領内閣で運営。政党はゾハル新党のみであったが、2061年にARS紅海連合党が結成され、2064年現在では軍部の実権を同党が掌握している。



ソサエティ影響下のゾハル同盟について
アルハリ砂漠地域の国々は21世紀に入ってから協力体制をとっていたが、2054年頃から政情不安に陥り、ARS紅海連合軍とゾハル同盟の2派に分かれて紛争が勃発した。

ARSのサファド司令は和平の機会をうかがっていたが、ゾハル同盟上層部はアルハリ砂漠地域(ARS側のみか?)に水を供給するカサラダムの攻撃により紛争の更なる激化を画策。攻撃に使用する巨大荷電粒子砲の開発を進めた。ARS軍は、ダム破壊計画の詳細情報を知る同軍諜報員のアルハーディを、移動要塞ガレオンから救出。また、ガレオンの戦力を大幅に削ぐことにも成功し、ゾハル同盟は一気に劣勢となった。

一方で粒子砲はウムタール山中のナヴァル要塞で開発が完了しており、ダム攻撃の準備が進められていた。ARSは要塞内部に侵入し粒子砲の無力化に成功。ARSのサファド司令は、さらに勢いを失ったゾハル同盟との和平交渉に尽力。



●ゲーム本編中「2054年頃から2派が武力衝突を起こしている」(アルベルト)という趣旨の発言がある。ここから、ARS紅海連合党は、その発足以前にゾハルと敵対関係にある組織として既存であったと読み取れる。ARS結成時には、何か大きなソサエティの関与があったのかもしれない。もし、そのままゾハルが軍権を握っていたらエスポルテのようなソサエティ国家のようになっていただろうか。ただ、ゲーム本編中では「ゾハル同盟」と呼ばれているので、ゾハル新党そのものではない可能性もある。
●ファンブックにはカサラダムではなく「アスハワイダム」とある。エジプトのアスワンハイダムのもじりであろう。一見、アラビア半島内での紛争かと思ってしまうが、かなり大きな規模の対立でイラン・イラクあたりも含まれるのだろうか。
●「アルハリ砂漠地域の国々」とあるので、現サウジアラビア、イエメン・オマーン、UAEだと思うのだが、そうすると公用語がおかしい(攻略本の記述がザンボラとごっちゃになってる?)。