O.C.U.アロルデシュ人民共和国

概況

OCU People's Republic of Alordesh

旧バングラデシュ人民共和国が2094年にOCUに加盟し、それにともなって国名を改めたもの。アロルデシュとはベンガル語で「光の国」を意味する。

第1次ハフマン紛争時には、兵器製造によって工業化が急速に進み、特需景気を生み出したが、その後相次いで外国企業が撤退を始め、景気が落ち込み失業者が激増。経済の疲弊によってアロルデシュ軍の勢力は全盛時の4分の1に削減され、現在では軍事力のほとんどをOCU駐留軍に頼っている。  

2102年には軍部のクーデターが大規模な内紛に進展し、OCU軍との交戦が続いた。 クーデター終結後、政府代行委員会代表に就任したラブラが「クーデターはOCUによる陰謀だった」と主張したが、証拠不十分として公にはされなかった。しかし、これ以降東南アジア諸国にはOCUからの独立を求める運動が大衆レベルで盛んとなる。

略史

2005
 
バンコク経済帯設立。
2026
 
オシアナ共同連合成立。OCUから大規模な経済援助で急速に工業化。
2068
  OCU企業による大規模な工場建設がはじまる。
2070
  軍需景気で工業が発展。2080年代には経済成長低下し、OCU企業が国内から完全撤退。
2085
  政府がOCUに対して経済援助を要請。OCU側はOCU加盟を条件にこれを承諾。
2093
  アロルデシュ(バングラデシュ?)・ナショナル・ブロードキャスティング設立。
2094
 
バングラデシュがOCUに加盟。ダカ・ネットワーク・コミュニケーションズ、ファー・ウェスト・OCU・テレビ設立。
2095
  国名を「OCUアロルデシュ人民共和国」と変更。
2098
  ロブ・アザド陸軍大佐によるクーデター未遂事件。
2102
 
6月、ヴェン・マッカージェ中佐がOCUからの独立を掲げクーデター蜂起。12日間の戦闘の後、中佐がクーデター失敗を表明。

地域別概要

ダッカ

アロルデシュの首都。中心部には商業の中心地としてビルが林立し、OCU諸国の大使館や企業の支店が並ぶ。それと同時に、軽工業に従事する中層以下の階級の人々が疲弊した経済の一端が見て取れる。

ノトゥンクミラ

かつては近隣の工業地帯のベッドタウンとして栄えていたが、不景気に伴って失業者が増加し、治安も悪化している。

ディアラバ

ガンジス川河口に位置。OCUの工業・経済的援助のもと発展し、有数の貿易港となった。

ドゥガンディ

以前ほどではないが、現在でも商業中心地としての機能は失っていない。また、街には他の主要都市では見ることのない宗教建造物が多数残存している。

ボーネア

国際的な貿易港として賑わっていたが、現在ではその規模も縮小傾向にある。 そのため、街も国内交通の補給基地としての役割が強くなっている。

基本データ(2102年)

首都
ダカ
人口
約1億1千万人
住民 ドラビダ系、オースロイド系、モンゴロイド系の混血
言語
ベンガル語、英語
宗教
イスラム教スンニ派(80%),ヒンドゥー教(10%),仏教,キリスト教
識字率
83.8%
主要産業
農業(国民の4割が従事)
失業率
17%(かつての工業労働者が中心)
交通機関
鉄道、道路ともに整備されている。
気候
高温多雨。6月から9月までが雨期。年平均気温は26度、平均湿度は77%。
主な放送機関
《国営》ANBC
《民間》DNC、FWOTV
主な新聞 《英語》Daily Alordesh、The Independent Decade、West Oceana Observer
《ベンガル語》The Ershad、Huq Fazlul、Bongo Bondu、Dhaka Muzibl

略地図

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