アロルデシュ軍部クーデター



ヴェン・マッカージェ(Ven Mackarge)
アロルデシュ軍]を参照。

サリバシュ・ラブラ(Saribash Labra)
バーグ運輸部隊]を参照。

環誘導侵攻制御装置「フェンリル」

the circum-leading Invasion control device
2094年、OCUインターゲーンで製造された、無人の無線誘導兵器を目的のプログラムに従って自立行動させる為の装置。人工衛星に搭載して衛星軌道上からヴァンツァー3個師団、戦闘ヘリ4中隊、原子力空母の一隻分の航空機が同時に誘導できるとされる。
フェンリルは従来の誘導装置と異なり、誘導できる無人兵器の数に理論上制限がなく、車両・航空機以外にWAPが運用可能である。プログラムモードによっては、対人掃討作戦及び占領作戦も行うことができる。
無線妨害の対策として、フェンリルの周囲300km以内の敵対国の人工衛星のシステムをハッキングし、それらを支配下に置く機能があり、無人兵器の弱点を補っている。
フェンリルの運用に関わる人員は、戦闘プログラムを行う数名の技術者と無人兵器のメンテナンス、弾薬の補給を行う部隊のみで構わない。
2102年、衛星軌道上にてアロルデシュ国内のOCU兵士らにより破壊される。 後にシステム暴走による危険性を問われ、開発は凍結された。
 
 
アロルデシュ軍中佐ヴェン・マッカージェがOCUからの独立を掲げ、2102年6月12日にOCUアロルデシュで蜂起。

アロルデシュ国内に駐留するOCU軍基地と首都を制圧し、OCUの要人などを拘束した。首都爆撃などで多大な被害と死傷者を出た内紛であったが、紛争すべてがOCU軍部が極秘に開発していた環誘導侵攻制御装置の実戦テスト「フェンリル計画」を行うため、OCU軍の工作により起きたクーデターであったとされる。
 
     
 
 
6月12日
アロルデシュ陸軍中佐ヴェン・マッカージェ率いる部隊により、リミアン、ディーアン、ラマンストンのOCU軍駐留基地、ダカのOCU大使館、国会議事堂が占拠され、人質としてOCU軍各基地に兵士約2万人、OCU要人約200人、ナサム首相を含むアロルデシュの政府関係者約150人、反クーデター派のアロルデシュ軍将校約100人が拘束された。
マッカージェが蜂起直後に発表した声明。「我が国はこれ以上OCUの支配の下にいるべきではない。このままでは、我々はOCUのために魂までも吸いつくされてしまうだろう。私は、この革命に全ての国民が賛同してくれることを望んでいる。人質の解放と引き換えにアロルデシュの独立を正式に認めること」
バーグ運輸代表取締役サリバシュ・ラブラがクーデター蜂起をした革命軍に対抗活動を行う声明を発表。

6月13日
ダカ市南部のダウンタウンで革命軍とバーグ運輸の部隊が戦闘。

6月15日
OCU軍が
リミアン駐留基地からOCU兵士捕虜を乗せた革命軍の輸送ヘリコプターを襲撃し捕虜23名を奪還。

6月16日
未明、OCU軍がドゥガンディとダカに向け人質救出作戦部隊(ホードマン大佐)を派遣。ダカ市で革命軍との交戦の末、ナサム首相、サリバンOCU大使を含む政府高官27名を救出。翌朝未明までダカ市内での交戦が続いたが、OCU軍が市内南側を占拠した時点で沈静化。

6月17日

ダカ市内での戦闘が再開し、革命軍は首都中央部の国会議事堂付近を残して撤退。バーグ運輸部隊が革命軍の司令部となっているドゥガンディ近郊の捕虜収容所を襲撃。

6月18日
ダカ中心地で革命軍、OCU軍、バーグ運輸部隊との戦闘発生。革命軍のPB-40戦略爆撃機2機がダカ中心部を爆撃。侵攻中だったOCU軍部隊はほぼ全滅し、残存部隊はアロルデシュから撤収を開始。ダカは再び革命軍が占拠する形となったが、爆撃によって3000人以上の民間人が死傷したことで国民からの非難の声が高まった。 この戦闘によって、バーグ運輸部隊はマッカージェを捕虜とした。


6月19日

マッカージェがバーグ運輸から脱走に成功し、再び革命軍と合流。 夜半、ダカ市南部でバーグ運輸部隊と革命軍との戦闘が発生。

6月20日
革命軍はディーアン基地に集結していた戦力をダカに移動。マッカージェは、OCU軍の撤退と環誘導侵攻制御装置を入手したことで「革命軍の勝利が確実になった」と声明を発表。

6月21日
早朝、バーグ運輸部隊が革命軍の司令部である国会議事堂を強襲、占拠。革命軍は再びディーアン基地に司令部を戻す。

6月23日
午後2時、バーグ運輸部隊が革命軍司令部のあるディーアン基地を占拠。マッカージェはグィアンダを殺害し、1個中隊ほどの残存兵力を率いて撤退。

6月24日
マッカージェが革命の失敗を表明。深夜、OCUインターゲーンが環誘導侵攻制御装置の打上げに成功。世界の数十ケ所の天文台がこれを確認し、各国は事実説明を求めるが、OCUは核搭載ミサイルではないとし、危険性を否定。しかし、この直後、全世界の衛星回線不通が25日夜半まで続く。

6月25日〜
早朝、ダカ西方の革命軍武器集積場でバーグ運輸部隊と革命軍との交戦があり、ダークギースの戦闘機の攻撃を受けマッカージェ死亡。 午後2時頃、環誘導侵攻制御装置の制御下にある無人兵器部隊とバーグ運輸部隊がパーブナ付近?で交戦。 その戦闘終了後、シランガンジ付近?のOCUインターゲーン工場でフランツ・ヘンシェルの部隊と交戦。 工場内からロケットを打ち上げ、環誘導侵攻制御装置の撃墜に成功。

アロルデシュ近海にある制海艦モントに乗船するバーグ運輸部隊に参加した兵士達を殺害するためダークギースが強襲。乗員の反撃により、ダークギースの作戦は失敗。

後日、アロルデシュ政府代行委員会責任者サリバシュ・ラブラが、今回のクーデターはOCU軍部の謀略によるものとの声明を出すが、OCUはこれを否定。
 
 
 
 
 
フェンリル計画
2090?年に計画・実行された、フェンリルの実地戦闘試験。
計画立案者はOCUインターゲーン責任者フランツ・ヘンシェル。 計画概要は、アロルデシュ共和国内のOCUインターゲーン本部から環誘導侵攻制御装置「フェンリル」を搭載した衛星を打ち上げ、フェンリルに対応した無人兵器とOCU軍の精鋭部隊と交戦させることで、その有効性を検証するというもの。また、諸外国とOCU中央議会からの詮索を避けるため、アロルデシュ人民共和国でクーデターを発生させ、その混乱に乗じて衛星の打上げ、OCUのクーデター鎮圧部隊と無人兵器を交戦させるという、大規模な偽装工作が実行された。

計画の中核となるクーデターを先導する首謀者の候補としてアロルデシュ陸軍のロブ・アザド大佐、ヴェン・マッカージェ少佐が適任であると考えていたが、2098年の計画実行の際には、クーデターを防ごうとしたアッシュ・ファルーク少尉にアザドが殺害されたことでクーデター自体が未遂に終わったため、2102年6月にマッカージェ中佐を首謀者とすることで再度実行に移された。

クーデター後期になって、バーグ運輸部隊とそれに加担したOCU軍兵士、OCU情報部将校、CISUエージェント、アロルデシュ軍将校など12名がフェンリル計画の実体を掴み、その妨害・阻止のためOCUインターゲーン本部を襲撃し、衛星軌道上のフェンリルを破壊した。

また、OCU国防省は、一時リミアン基地に移管されたフェンリルを紛失した際、計画の失敗による情報の漏洩を防ぐため、ダークギースをアロルデシュに派遣し、マッカージェ、ヘンシェルなどの暗殺計画を実行した。 そのOCUの裏切り行為に対し、ヘンシェルはOCU全土に対して壊滅させる命令をフェンリルに送っていたとされる。さらに、ダークギースはフェンリル計画直接の失敗の原因となった12名の暗殺を試みたが失敗に終わり、隊長であったドミンゴ・カイアットは作戦行動中死亡している。

OCU国防省は12名に対し引き続き殺害を計画していたようであるが、内部の反対もあったようで詳細は不明である。なお、環誘導進攻制御装置は開発は、その機能の信頼性が低いと判断され開発は凍結された。なお、2089年に倒産した同名の民間企業インターゲーンとの関連は確認されていない。
 
 
アッシュたちがフェンリルが誘導する部隊と交戦した「パーブナ付近」、インターゲーン本部の「シランガンジ付近」のいずれもゲーム本編の地図からの推測。
●エンディングでチャンジャン将軍がガブリエル国防長官に宛で、フェンリル事件の真相を知るアッシュたちを執拗に追わないよう進言しているところをみると、OCU国防省全体が今回のクーデターないしは計画に関わっていたことが推測される。バイオニューラル・デバイスといいフェンリルといいOCUは懲りない。CISUの影響力が強まるのも必然といえる。[ダークギースに戯言あり。